君へ
ツイートすることを考えたが何も思いつかなかったので日記を書く。そろそろ最初に日記を書くようになってから10年が経つ。世界は大きく変わったし自分は大して変わらなかった。三つ子の魂百までってやつか。相変わらず人とのコミュニケーションには困難を抱えてるし、かと思えばたまにすごく気の合うやつがいて、なんだかんだで世の中捨てたもんじゃないよ。
ああ、日記も特に書きたいことがない。「久しぶりに書く」と「書くことがない」は日記の常套句だったね。
大人の世界というものに何度も何度も惑わされることだろうが君は綺麗事だけ言い続けろ。自身が思ってるよりも頭は回るんだからそれで他人を助けなさい。
逆に昔の君から学ばなければならないこともある。今の私は臆病になってしまった。正面切って物も言えなくなった。保身に走ってしまう。他人を疑うようになった。私は"大人"とやらに近づいているのかもしれないね。はっきり言ってダサい。
ネタバレになるが人生どう頑張ってもどうにもならないこともある。だからどうしろとは言わない。それは君自身が感じ取って考えることだ。
君が大人になる日、それが君自身になる日であることを。